はぐるまの家について
はぐるまの家には「鉄格子」や子供を閉じ込めたりするカギなどはありません。

また、何か悪いことをしても監禁したりする様な部屋もありません。足枷や手錠なども一切使用しません。
どんな子供にも育ってきた環境や生い立ちによって何かしらの問題を抱えている場合もありますが、「罪人」としてお預かりする訳ではありませんから、普通の大家族の一員として生活してもらいます。 「いじめ」や「折檻」「虐待」などの行為も一切ありません。


はぐるまの家外観

見た目は普通の家です。木造二階建てで、依託された子供達はこの家の住人となります。

写真には写っていませんが、向って右側に「はぐるま文庫」と名付けられた図書室があり、漫画や小説、図鑑、辞典、参考書などの多くの書籍があり、子供達の憩いの場ともなっています。
またオーディオ機器も完備していますので子供達も好きな音楽を聴いたりTVを観たりビデオやDVDなども鑑賞したりします。

1Fには台所、食堂、リビング、トイレ(女子用・男子用両完備)、お風呂、防音完備の練習場、そして裏廊下を渡ると洗濯室、物干し部屋、物置き部屋があり、表には各自の自転車置き場があります。
2Fには大部屋(全フロア共フローリング)が続き間であり、男子はみんな大部屋に各自ベッドを並べて寝起きをします。

また中二階には季節外の衣服などを片付ける部屋があります。
*男子と女子は別の部屋です。女子の部屋には内鍵があります。(就寝時にも安心です)

はぐるまの家玄関には・・・

泣いたからこそ 笑顔が生まれ
つらかったからこそ やさしくなれた
意味のない人は 一人もいない
自分をダメにさえしなければ
君は光りかがやく 歯車になるのだ


という石川 洋先生のお言葉が書かれた看板がお迎えさせて頂いております。

男子部屋

現在約20床のベッドが並べられています。
各自のベッドの下には衣装ケースやボックスなどが置かれ、各自思い思いにぬいぐるみや趣味のコレクションなどを飾ったりして工夫しているようです。
窓を開ければ田舎ならではの自然の空気と緑あふれる景色が見えます。
まるで弟とお兄ちゃんの様な関係、また親友と呼べるような関係などもここで生まれたりします。

女子の部屋は別階にあります。(洋室)就寝時にも安心な内鍵が付いています。


食堂

食事は決められた時間にみんなでここで頂きます。
写真では全体が見えませんが、長いテーブルにイスは自由に20席以上は設けられます。
和気藹々と賑やかな食事の時間となりますが、週に1度の道徳の時間もここで行います。
各自の日常を振り返り、反省点を述べたり、互いの注意点について話し合ったり、今後の生活の見直しや、遠く離れた親兄弟についての話、また、テーマを決めた上での作文書きなどもこのテーブルを囲んでみんなで同じ時を過ごしたりします。
写真では見えませんが奥の部屋が「図書室兼憩いの部屋」となっており、TVを見たり音楽を聞いたりDVDやビデオ鑑賞、及び学習などが出来る様になっています。

*この部屋にはフェレットの「ぷーちゃん」がいます。


練習場(和太鼓用・防音部屋)

練習場にはピアノやシンセサイザー、パーカッションなどもあります。
また、各自自由時間には、この練習場で卓球台を出し、卓球を楽しんだり、ボール遊びをしたり、また、大型のシアタースクリーンもありますので、映画鑑賞会なども開催したりします。
クリスマスの季節には、この練習場の扉を開放し、1Fのフロア全体を使ってクリスマス会を開催します。楽しいゲーム大会やマジックショー、ビンゴ大会や地元のBBSの方々から子供達への贈り物贈呈なども行われたりします。
いわば、この練習場ははぐるまの家にとっての多目的スペースでもあります。
子供達の生活のリズム

朝は7時〜7時15分の間に起床となっています。(公演のある日は予定に合わせ前後します)
洗顔、食事を済ませ、あらかじめ決められた相方とペアになり、各自持ち場となっている場所の掃除をします。
(トイレ掃除やお風呂掃除、玄関掃除や階段の掃除など)
そして、雪の降らない季節には近所をジョギングします。(約2キロ)
その後、和太鼓の練習をします。(午前9時頃〜午前11時半くらいまで)
練習が終わると昼食です。
昼食後は自由時間を得て、午後1時くらいから各自それぞれの課題に取り組みます。
はぐるまの家ではリカレント教育を取り入れていますので、通信教育の高校に在学している子供達も多数おります。
学校に提出しなければならないレポートの作成に取り組んだり、民間、国家試験に向けて勉強している子供達もいます。
また、高校中退の子供達も復学を希望する場合には編入試験に向けて勉強したりします。
午後から各自に与えられる自由時間は夕方5時頃までです。
その後は、洗濯物を取り込んだり、その日の当番となっている子供2名は食事作りをしているお母さんの手伝いをします。
食器を出したり、野菜をお皿に盛ったりなどの簡単な作業ですが、この作業をすることによって、自分の親御さんのことを振り返り感謝の気持ちなどが生まれてきます。
夕方6時からが食事の時間となります。食事が終わると、当番2名は食器洗いと片付けに回りますが、それ以外の子供達はお風呂の用意をしたりTVを観たりして自由な時間を過ごします。
就寝時間は午後11時〜11時30分の間です。
規則正しい生活と、きちんとした食事を摂ることで日に日に逞しくなっていく姿があります
どんな子供達がいるの?

はぐるまの家には全国各地から様々な事情を抱えた子供達が依託されてきます。

ケースとして下記のような感じです。

●保護観察処分中
●試験観察期間中
●不登校
●家庭内暴力
●薬物依存
●昼夜逆転生活症候群
●学習障害

これらの問題を抱えながらも、徐々に子供達はしっかりと更正・再生していってくれています。
受け入れ年齢は13歳〜25歳前後です。